2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.5 表面物理・真空

[10p-N204-1~17] 6.5 表面物理・真空

2021年9月10日(金) 13:30 〜 18:30 N204 (口頭)

永村 直佳(物材機構)、光原 圭(立命館大)、滝沢 優(立命館大)

17:15 〜 17:30

[10p-N204-14] 自発的励起子からの光電子検出

福谷 圭祐1,2、Stania Roland1,2、Kwon Changil1,3、Kim Jun Sung1,3、Kong Ki Jeong1、Kim Jeayoung1,2、Yeom Han Woong1,3 (1.Inst. for Basic Science、2.Pohang Accelerator Lab、3.Dept. of Physics, POSTECH)

キーワード:励起子、励起子絶縁体、角度分解光電子分光

本研究では、角度分解光電子分光を用いて、励起子絶縁体の有力候補であるTa2NiSe5の電子構造および準粒子状態の解明を行った。本物質の327Kにおける相転移現象の正体および転移機構に関する議論は紛糾しており、この物質における準粒子の振る舞いは詳細な検証に値する。講演では、転移温度以上における自発的励起子からの光電子検出の詳細とそれらが示唆する励起子相転移のメカニズムについて議論する。