2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[11a-N301-1~11] 6.6 プローブ顕微鏡

2021年9月11日(土) 09:00 〜 12:00 N301 (口頭)

杉本 宜昭(東大)、武内 修(筑波大)

10:45 〜 11:00

[11a-N301-7] 自己組織化単分子膜上の温度場計測

藤井 慎太郎1、庄子 良晃2、福島 孝典2、西野 智昭1 (1.東工大院理、2.東工大化生研)

キーワード:走査型熱顕微鏡、自己組織化単分子膜、マイクロコンタクトプリンティング

SThMを用いて、単分子膜の熱特性を明らかにすることを目的とした。ソフトリソグラフィー法を用いて、n-ブタンチオールとn-ヘキサデカンチオールの1 μm幅の直線状パターンを有する単分子膜をAu(111)上に作製し、SThMを用いて分子膜上の温度の空間マッピングを行った結果、それぞれの単分子膜のドメイン上で明瞭な温度差を示し、分子膜上の力場を可視化したAFM像よりも、温度場を可視化したSThM像の方が高い空間分解能を示すことを見出した。