2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 多様化する圧電材料研究 ~センサー、アクチュエーターから5G、IoTまで~

[11p-N301-1~8] 多様化する圧電材料研究 ~センサー、アクチュエーターから5G、IoTまで~

2021年9月11日(土) 13:30 〜 17:15 N301 (口頭)

藤沢 浩訓(兵庫県立大)、藤井 一郎(山梨大)

16:45 〜 17:15

[11p-N301-8] k-Al2O3型構造マルチフェロイック薄膜の構造と物性

安井 伸太郎1,2 (1.東工大ZC研、2.東工大フロ研)

キーワード:強誘電性、フェリ磁性、マルチフェロイクス

本講演はk-Al2O3型構造マルチフェロイック薄膜について議論する。k-Al2O3型構造材料はPna21の空間群に属する極性構造であり、セスクオキサイド(A2O3)の化学式で記される。ユニットセルには3つの酸素8面体(6配位)および1つの酸素4面体(4配位)を有し、c軸方向(分極方向)に酸素細密充填構造をとる。強誘電性およびフェリ磁性を示すことが知られており、合成した薄膜の特性について説明する予定である。