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△ [11p-N323-9] マグネタイト表面の炭素吸着状態改善に関する研究
キーワード:マグネタイト、走査型トンネル顕微鏡、X線光電子分光
マグネタイト表面の均一な炭素吸着実現のために,吸着方法を見直し,吸着後の真空加熱の効果について調べた.XPS測定により,吸着した炭素には不純物分子も存在していると分かった.真空中の加熱を試みた結果,加熱温度200-300℃ではC-C結合の炭素が脱離するとともに不純物も除去された.400℃では,C1sのXPSスペクトルがブルーシフトし,またC-C結合の炭素の一部がC=C結合の炭素に変わっており,ナノカーボンの形成が示唆された.