[12a-N302-1~10] 12.2 評価・基礎物性

[12a-N302-9] コバルトフタロシアニンの誘導体化が一酸化炭素還元触媒能に及ぼす影響

〇(M2)梅島 裕太郎¹、中村 淳¹ (1.電通大院情報理工)

キーワード：第一原理計算、触媒、フタロシアニン誘導体

近年、コバルトフタロシアニン (CoPc) が一酸化炭素還元 (COR) 反応の高活性な触媒であることが明らかになった。一方、酸素還元反応においてフタロシアニンの誘導体化が触媒性を向上させることが明らかになった。本研究では密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、CoPcの誘導体化がCOR反応の触媒性に与える影響を調べた。COは最終的にメタノールに還元され、電子吸引性の高い誘導体ほど、より高い触媒性を示すことが分かった。