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△ [12a-S401-6] 口腔がん細胞への大気圧He/O2プラズマ照射による不活化効果
キーワード:プラズマトーチ、がん細胞
口腔がん細胞HSC3に対して、誘電体バリア放電を用いて生成した大気圧He/O2混合プラズマを直接照射し、がん細胞の不活化効果とそのメカニズムを調べた。プラズマ照射前に液体培地を除去することで、プラズマと培地との反応を除外した。プラズマ生成ガスには、希ガスであり低電力で安定したグロー放電を生成可能なHeと、酸素の混合ガスを用いた。プラズマ照射後24時間培養した際の生存細胞数は、未照射と比較して最大64%減少した。また、生成される活性種の同定を発光分光計測により行った結果、He*と酸素活性種が細胞に作用していると考えられる。