2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 脱炭素社会に向けたカーボンナノチューブの開発と応用~発見30周年記念シンポジウム~

[12p-N105-1~10] 脱炭素社会に向けたカーボンナノチューブの開発と応用~発見30周年記念シンポジウム~

2021年9月12日(日) 13:30 〜 18:00 N105 (口頭)

丸山 隆浩(名城大)、片浦 弘道(産総研)、柳 和宏(首都大)、守谷 頼(東大)

15:55 〜 16:25

[12p-N105-6] カーボンナノチューブの一次元性と熱電物性

柳 和宏1 (1.都立大理)

キーワード:カーボンナノチューブ、熱電物性

1991年の飯島澄男先生によるカーボンナノチューブ(CNT)の報告から30年を経て、CNTの物性は多くのことが理解されてきた。しかし、多数のCNTが集合した系の電子構造と物性の理解は、単層CNT(SWCNT)の分離精製技術などの進展を待つ必要があった。例えば、SWCNT薄膜の熱電物性は、2010年代半ばに新たな知見が多く得られはじめ、その性質は再び注目を集めている。本講演では、SWCNTの一次元電子構造と熱電物性の相関、変換効率向上の指針について議論する。