2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12p-N206-1~19] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2021年9月12日(日) 13:00 〜 18:15 N206 (口頭)

杉山 睦(東理大)、片山 司(北大)、神野 莉衣奈(東大)

15:00 〜 15:15

[12p-N206-8] 室温でのパルスレーザー照射によるエピタキシャルβ-Ga2O3薄膜の作製とドーピングの影響

〇(M2)渡邉 一樹1、甲斐 稜也1、大賀 友瑛1、金子 智2,1、松田 晃史1、吉本 護1 (1.東工大物質理工、2.神奈川県産技総研)

キーワード:酸化ガリウム、不純物ドープ、エキシマレーザーアニーリング

酸化ガリウム(Ga2O3)は、α~εの5つの多形を持ち、中でも熱力学的に最安定相であるβ型は約4.9 eVの広いバンドギャップをもつため、高速応答の深紫外光センサーや高耐圧なパワーデバイスなどへエピタキシャル薄膜の応用が期待されている。Ga2O3は、酸素空孔とドーパント補償などの要因から明確なp型伝導には未だ至っていない。本研究では、β-Ga2O3薄膜への低価数ドーピングによる特性制御を目的とし、1価イオンドーパントとしてLi+に着目してELA固相エピタキシャル結晶成長と構造・特性への影響について検討した。