2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12p-S402-1~14] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年9月12日(日) 13:00 〜 17:00 S402 (口頭)

手老 龍吾(豊橋技科大)、三浦 篤志(北大)、三宅 丈雄(早大)

14:30 〜 14:45

[12p-S402-6] パーキンソン病患者血清中αシヌクレインのリポソーム固定化センサにおける高感度検出の検討

〇(M1)紙谷 虎太郎1、高橋 悠矢1、Werner Carl Frederik1、澤村 正典2、山門 穂高2、寒川 雅之3、野田 実1 (1.京工繊大、2.京都大医、3.新潟大)

キーワード:バイオセンサ、リポソーム、αシヌクレイン

αシヌクレイン(αSyn)はパーキンソン病の原因物質であり、単量体の状態から凝集、線維伸長し重合体を形成する過程で毒性を獲得するため、早期診断には微量の重合体の検出を行うことが極めて有効となる。NaClにはαSynの凝集を促進させる効果があるが、患者血清中では夾雑物である他のタンパク質にも影響を及ぼす。そのため本研究ではNaClによる高感度化を進め尚且つ夾雑物の影響を受けにくい手法の検討を行った。