2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[22p-P08-1~10] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年9月22日(水) 17:00 〜 18:40 P08 (ポスター)

17:00 〜 18:40

[22p-P08-8] FMO計算による変異RBDとACE2複合体の相互作用解析

秋澤 和輝1、畑田 崚1、奥脇 弘次1、北原 駿1、太刀野 雄介1、望月 祐志1,2、古明地 勇人3、田中 成典4 (1.立教大理、2.東大生研、3.産総研、4.神戸大院シス情)

キーワード:新型コロナウイルス、変異株、フラグメント分子軌道計算

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるCOVID-19パンデミックが未だに続いています。その1つの要因が変異株の出現で、野生株よりも感染力が強いとされます。今回、変異の入った受容体結合ドメイン(RBD)とアンジオテンシン変換酵素2との複合体に対してフラグメント分子軌道(FMO)計算による詳細な相互作用解析を行いました。例えば、α株(B.1.1.7)のN501Y変異によってRBD-ACE2の界面付近のアミノ酸残基対の結合安定化が増加することが示されました。当日のポスターでは他の変異株の結果も報告します。