[23a-P02-1~24] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[23a-P02-5] 光熱効果による誘起・共振に基づく結晶の高速固有振動

〇(D)萩原 佑紀¹、長谷部 翔大¹、劉 芽久哉²、藤澤 弘樹³、森川 淳子³、朝日 透¹、小島 秀子¹ (1.早大、2.産総研、3.東工大)

キーワード：高速結晶アクチュエーション、光熱効果、固有振動

アニソール結晶は光異性化や相転移を起こさないが、光熱効果によって大きく高速で屈曲することを見出した。様々な温度で単結晶X線回折を行った結果、2.47×10^-4/Kの比較的大きい熱伸長率を持つことがわかった。棒状結晶に紫外光(375 nm)を照射すると、弱い固有振動を伴って結晶が数ミリ秒の時定数で比較的大きく屈曲した。固有振動数に合わせたパルス光照射により、屈曲が共振により増幅された。