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[16a-P08-7] プラズモニックチップの共鳴波長シフトによる蛍光増強度制御
キーワード:プラズモン、共鳴波長、蛍光顕微鏡
当研究室では、金属薄膜でコーティングされた波長サイズの周期構造を持つ、プラズモニックチップによる格子結合型プラズモン共鳴を利用して、基板上の蛍光分子で蛍光増強が得られる事を示してきた。特に蛍光顕微鏡の透過像においては、同心円構造のBull’s eye型プラズモニックチップのパターン中心で著しい蛍光増強が確認されている[1]。本研究では、プラズモニックチップのAg薄膜の上層にSiO2膜の膜厚を制御してコーティングすることにより、共鳴波長をシフトさせ、プラズモニックチップでの蛍光増強度変化を調べた。