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[16a-Z26-10] チャープIDTを用いたデルタパルス型表面弾性波の生成
キーワード:表面弾性波、IDT
表面弾性波(SAW)は物質の表面を伝播する音波であり、SAWに伴って伝搬する電気的なポテンシャルの波は単一の電子やスピンを閉じ込めて運ぶことができる。本研究では、櫛の周期を変化させたチャープ櫛型電極(IDT)を用い複数周波数のSAWを重ね合わせることでデルタパルス型SAWを生成した。このような形状のSAWを用いることで従来のSAWと比べて系への外乱を抑えながら単一電子やスピンの輸送を行うことができる。