2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[18p-P03-1~4] 3.11 フォトニック構造・現象

2021年3月18日(木) 13:00 〜 13:50 P03 (ポスター)

13:00 〜 13:50

[18p-P03-3] 高効率な平面出射型ナノ共振器シリコンラマンレーザの理論検討

〇(M1)齋藤 雄樹1、浅野 卓2、野田 進2、高橋 和1 (1.大阪府大院工、2.京大院工)

キーワード:シリコンラマンレーザ、ヘテロ反射ミラー、平面出射

我々は,高Q値ナノ共振器を用いた低閾値シリコンラマンレーザを開発してきた.本デバイスはシリコン光回路やリモートセンシングへの応用が期待されている.その実現には,励起効率を向上すること,ラマンレーザ光を垂直方向ではなく面内方向に取り出すことが重要である。ナノ共振器の単一共振モードに対する励起効率向上と面内出射の技術は,励起導波路に反射ミラーを導入して実証されている.一方,ラマンレーザのように2つの共振モード(励起モードとストークスモード)を用いて波長変換を伴うケースでは理論検討が不足している.今回,モード結合理論を用いて,高効率に平面出射するラマンレーザ構造を検討したので報告する.