2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.1 X線技術

[18p-Z14-1~4] 7.1 X線技術

2021年3月18日(木) 13:15 〜 14:15 Z14 (Z14)

津留 俊英(山形大)

13:30 〜 13:45

[18p-Z14-2] 刻線密度3200本/mmの軟X線ラミナー型回折格子の製作と評価

羽多野 忠1,2、小池 雅人3,4、ピロジコフ アレキサンダー3、垣尾 翼5、林 信和5、笹井 浩行5、長野 哲也5、寺内 正己2 (1.東北大SRIS、2.東北大多元研、3.量研量子ビーム、4.大阪市大工、5.島津製作所デバイス部)

キーワード:回折格子、軟X線、回折効率

軟X線分光用としては高刻線密度の3200本/mmのラミナー型回折格子を製作した。Auをコートして、入射角86°で0.5–1.2 keV、入射角88°で1.1–1.6 keVのエネルギー領域で回折効率を計測した。回折格子の製作に使用した基板の面粗さ0.6 nm rmsで想定された性能と一致し、製作に問題ないことが確認された。基板の品質、コート材料、溝形状の変更により幅広い仕様で刻線密度3200本/mmの軟X線回折格子が供給できる見通しが立った。