2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[18p-Z32-1~11] 3.7 レーザープロセシング

2021年3月18日(木) 13:30 〜 16:30 Z32 (Z32)

吉川 洋史(埼玉大)、溝尻 瑞枝(長岡技科大)

14:00 〜 14:15

[18p-Z32-3] 多光子還元法を利用した温度応答性ハイドロゲルの受動的透過率制御

富川 啓文1、長野 陽2、寺川 光洋1,2 (1.慶大理工、2.慶大理工院)

キーワード:ハイドロゲル、フェムト秒レーザー、レーザー直接描画

ハイドロゲルは、生体組織と接触させて用いる光学機器への応用が期待できる高分子材料である。透過率が照射光出力に応じて変化可能であれば、光による生体組織の損傷を防ぐことが可能となる。本研究では、温度応答性ハイドロゲル内部に多光子還元法を用いて金微細構造を作製し、金微細構造の光熱変換により温度応答性ハイドロゲルの体積相転移を誘起することで、高出力光に応答した透過率変化を実験実証した。