2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20a-A106-1~7] 8.4 プラズマライフサイエンス

2022年9月20日(火) 09:00 〜 11:00 A106 (A106)

栗田 弘史(豊橋技科大)

10:30 〜 10:45

[20a-A106-6] 大気圧酸素プラズマによるT細胞の増殖と分化特性

林 信哉1、森山 幹大1、植松 陽香1、合島 怜央奈2、山下 佳雄2 (1.九大総理工、2.佐賀大医)

キーワード:細胞活性化、細胞分化、酸素プラズマ

大気圧酸素プラズマ(オゾン濃度100ppm程度)を数十秒間だけT細胞(EL4)に照射することにより,T細胞数は最大1.3倍まで増加し,T細胞によるIL-4サイトカイン産生量は3.5倍となった.一方で,IFN-gammaの放出量はほぼ変化しなかった.従って,酸素プラズマ照射によりT細胞は炎症やアレルギーに関係するTh2細胞へ分化したと考えられる.