2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20p-C105-1~15] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2022年9月20日(火) 13:30 〜 17:45 C105 (C105)

帯刀 陽子(農工大)、野々口 斐之(奈良先端大)、阿部 博弥(東北大)

17:15 〜 17:30

[20p-C105-14] 有機超塩基ドーピングによる大気中高温下で長期安定なn 型カーボンナノチューブの創出

堀家 匠平1,2,3,4、衛 慶碩3、赤池 幸紀3、桐原 和大3、向田 雅一3、小柴 康子1,2、石田 謙司1,2 (1.神戸大院工、2.神戸大先端膜工学研究センター、3.産総研ナノ材、4.JSTさきがけ)

キーワード:カーボンナノチューブ、ドーピング、熱電変換

n型カーボンナノチューブ(CNT)は分子デバイスの構成要素として期待されるが、その高温下安定性は乏しく、重要な開発課題となっている。本研究では、有機超塩基によるCNTのn型化学ドーピングを試み、中でも二環式グアニジンを適用した場合において、半年以上に及ぶ顕著な耐熱性を備えたn型CNTを得たので報告する。またCNTのデバイス応用例として、pn熱電モジュールを試作・評価した結果も併せて紹介する。