2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.3 生体・医用光学(旧3.4)

[20p-C301-1~17] 3.3 生体・医用光学(旧3.4)

2022年9月20日(火) 13:30 〜 18:15 C301 (C301)

熊本 康昭(阪大)、南川 丈夫(徳島大)、磯部 圭佑(理研)

17:45 〜 18:00

[20p-C301-16] 超音波トランスデューサを用いた光音響分光法による生体成分イメージングの試み

〇(M1)田中 望実1、松浦 祐司1 (1.東北大工)

キーワード:光音響分光法、生体イメージング

中赤外光を用いた光音響イメージングを用いれば,生体組織表面の成分のその場でのイメージングが可能となり,病変部位の非侵襲検出などへの応用が期待される.しかし通常の光音響イメージングに用いられる高ピークパワーのナノ秒パルスを発生する中赤外光パラメトリック発振レーザは大型かつ高価であり一般的なシステムへの応用は難しい.そこで我々のグループでは,超音波周波数で変調した中赤外量子カスケードレーザ(QCL)によって直接超音波を励振する,光超音波分光法を用いて生体イメージングを行うことを検討している.本報告では生体試料として牛肉を用いて筋肉及び脂肪のスペクトルを取得し,その差異について検討した.