2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[21a-A302-1~8] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2022年9月21日(水) 09:00 〜 11:00 A302 (A302)

本間 剛(長岡技科大)、岸 哲生(東工大)

09:45 〜 10:00

[21a-A302-4] 化学強化ガラスにおける残留圧縮応力の熱力学的理解

寺門 信明1、佐々木 隆成1、江袋 信悟1、村井 大地1、高橋 儀宏1、藤原 巧1 (1.東北大院工)

キーワード:化学強化ガラス、残留圧縮応力

化学強化ガラスの強化の起源はイオン交換(Na+→K+等のアルカリイオン径の巨大化)に伴う圧縮応力の発現である.あるイオン交換分布がどのような応力分布を生み出すかは,応力解放に伴う仮想的な体積増を想定した巨視的弾性モデルに基づいて説明されるが,このモデルでは原子スケールの物理量が考慮されないため,実際の破壊強度との間には乖離があることが予想される.そこで本研究では熱力学的アプローチによる原子スケール応力発現機構の理解と定量評価を目指した.