2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[21a-B204-1~10] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2022年9月21日(水) 09:00 〜 11:45 B204 (B204)

高 相圭(東理大)

09:15 〜 09:30

[21a-B204-2] ナノギャップソース-ドレイン電極を具えた電界効果トランジスタ構造を用いたHxWO3-δ薄膜のゲート電圧応答評価

伊勢 柾希1、甲斐 洋行1、木下 健太郎1 (1.東理大理)

キーワード:電界効果トランジスタ、イオン液体、酸素欠陥

イオン液体を用いた電界効果トランジスタ(IL-FET)は, 低いゲート電圧(VG)で金属酸化物チャネル(MO)の物性を変化できる注目の技術である. しかし物性変化の要因は静電キャリア注入, 酸素欠陥(VO)の生成/酸化, プロトンの注入/脱離など様々で, いずれが支配的であるか議論の余地がある. そこで我々は, 幅が数十~百nmのソース・ドレイン電極(S-D EL)を具えたFETを作製し, S-D間を抵抗変化メモリとして動作させることで, MOのVO濃度を制御した. 本研究ではMOとしてHxWO3およびWO3を用い, WO3抵抗のVG印加による変調の原因を調査した.