2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.2 薄膜,厚膜,テープ作製プロセスおよび結晶成長

[21p-A304-1~13] 11.2 薄膜,厚膜,テープ作製プロセスおよび結晶成長

2022年9月21日(水) 13:00 〜 16:45 A304 (A304)

尾崎 壽紀(関西学院大)、舩木 修平(島根大)、飯田 和昌(日大)

14:15 〜 14:30

[21p-A304-5] BHO 添加によるGdBCO 薄膜中でのナノロッド-層状構造転移

松本 要1、栗林 晃宏1、園田 優斗1、堀出 朋哉1、一瀬 中2 (1.九工大、2.電中研)

キーワード:超伝導体、臨界温度、人工ピン

REBCO線材におけるAPC の体積分率の上限は5~10%程度である。もしREBCO線材においてNbTi線材中のα-Tiの体積分率(25%)と同レベルまでAPC 導入が可能となるならば,より高いJc 性能が得られると期待される。しかし現時点では,REBCO 線材におけるAPC 濃度の上限が5%程度であることは実験的に明らかであるが,その原因については詳しく理解されていない。そこで本研究においては,APC 濃度が5%近傍であるREBCO 薄膜の微細組織や局所歪分布を調べ,問題を解決するための糸口を明らかにすることを目的とした。