2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[21p-C102-1~17] 9.4 熱電変換

2022年9月21日(水) 13:30 〜 18:15 C102 (C102)

桂 ゆかり(物材機構)、末國 晃一郎(九大)、宮田 全展(北陸先端大)

15:30 〜 15:45

[21p-C102-8] 143系Zintl相化合物RbZn4As3の熱電特性

〇(M2)小野 圭吾1,2、木方 邦宏1、坂上 良介1、飯田 努2、李 哲虎1 (1.産総研、2.東理大先進工)

キーワード:熱電材料、Zintl相化合物、エネルギーハーベスティング

本研究では新規熱電材料RbZn4As3を開発し、その熱電特性を評価した。本材料は高性能な材料が多数報告されている122系Zintl相化合物と類似の構造を有しており、低熱伝導率が期待される。また、電気伝導層が2重になっているため122系の課題である移動度を向上できる可能性を秘めている。本研究ではZnサイトにCuをドープして性能向上を図った。その結果、約800KにおいてZT=0.53という高い性能を確認した。