2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » ワイドバンドギャップ半導体MOS界面科学の最前線

[21p-M206-1~9] ワイドバンドギャップ半導体MOS界面科学の最前線

2022年9月21日(水) 13:30 〜 17:35 M206 (マルチメディアホール)

渡部 平司(阪大)、久本 大(日立製作所)

14:35 〜 15:05

[21p-M206-4] GaN MOS界面制御とパワートランジスタ応用

橋詰 保1、赤澤 正道1 (1.北大量エレ研)

キーワード:GaN、MOS、界面

この数年の研究によりGaN MOS界面の制御が大幅に向上し、SiO2膜とAl2O3膜を利用したGaN MOS構造では1011 cm-2eV-1以下の低い界面準位密度を達成しており、パワースイッチングFETに適用され、SiC-MOSFETに匹敵する低ON抵抗が報告されている。また、大電力動作時のHEMT安定動作にはMISゲート構造が望ましく、その場合、gm低下を防ぐために薄く、かつ、高い誘電率の絶縁膜を利用したい。本講演では、GaN MOS界面制御の最新動向と、HEMTへの絶縁ゲート構造の適用に対する課題点を説明する。