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[21p-P12-43] 偏光依存ARPESを用いたSnS価電子帯の電子構造の解析
キーワード:角度分解光電子分光、SnS
固体物質を構成する元素の原子軌道がどのようにバンドを構成するかを明らかにすることは、物質の化学結合や電子構造を理解するための典型的なアプローチである。本研究では、硫化スズ(SnS)の角度分解光電子分光(ARPES)を、励起光の偏光や試料方位が異なる4つの測定ジオメトリで測定することで、価電子帯の分散とそれを構成する原子軌道を調べた。また、得られた結果は第一原理計算との結果と比較することで妥当性を検討した。