2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[22a-A401-1~6] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2022年9月22日(木) 10:00 〜 11:30 A401 (A401)

樋口 透(東理大)

10:15 〜 10:30

[22a-A401-2] プロトン-正孔共伝導性を持つジルコン酸バリウムのTHz 伝導度測定

今村 遼亮1、永井 正也1、竹原 輝1、芦田 昌明1、奥山 勇治2、可児 幸宗3 (1.大阪大基礎工、2.宮崎大工、3.パナソニック)

キーワード:プロトン伝導体、テラヘルツ時間領域分光

プロトン伝導形燃料電池(PCFC)はクリーンで高い発電効率をもつ化学電気エネルギー変換デバイスであり、化学的に安定で中温域で高いプロトン伝導性を持つBaZrO3をベースとしたPCFCが注目されている。このPCFCの燃料極には正孔伝導性を与えるためNiがドープされ、プロトンと正孔の伝導性を高めることがデバイスの性能向上の鍵となる。我々はNi、Yb 共ドープBaZrO3のTHz伝導度を測定することで、プロトンと正孔の動的挙動を評価したので報告する。