2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[22p-A106-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2022年9月22日(木) 13:00 〜 17:45 A106 (A106)

住友 弘二(兵庫県立大)、淺川 雅(金沢大)、三宅 丈雄(早大)

13:45 〜 14:00

[22p-A106-3] 透過型蛍光顕微鏡下のプラズモニックチップによる2種の膜タンパク質をターゲットとした単一エキソソーム検出

〇(M2)福富 一真1、田和 圭子1 (1.関西学院大理工)

キーワード:エキソソーム、プラズモン、蛍光顕微鏡

エキソソームは細胞から分泌される直径100-200 nmの小胞体の1つで、その中に含まれるmicroRNAやタンパク質が分泌源の細胞の特徴を反映することから、これらの分析による疾病予測が期待されている。当研究室ではこれまでに、銀薄膜で成膜された波長サイズの周期構造基板プラズモニックチップを用いて格子結合型表面プラズモン共鳴法(GC-SPR)による増強蛍光を利用し、落射型と透過型の蛍光顕微鏡で単一エキソソームを検出できることを示してきた。本研究では、2種の膜タンパク質CD9とCD81をターゲットとして、それぞれAPC-anti-CD9抗体とPE-anti-CD81抗体でエキソソームを標識し、捕捉界面で結合されたエキソソームを透過型蛍光顕微鏡で観察し、定量評価を行った。