2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[22p-A302-1~12] 11.1 基礎物性

2022年9月22日(木) 13:00 〜 16:30 A302 (A302)

長尾 雅則(山梨大)、足立 伸太郎(京都先端大)、今井 良宗(東北大)

15:00 〜 15:15

[22p-A302-8] REBCO溶融凝固バルクの捕捉磁場特性におよぼすポストアニール効果

元木 貴則1、三輪 将也1、仙波 実怜1、近藤 莉帆1、中村 新一2、下山 淳一1 (1.青山学院大学、2.TEP)

キーワード:REBCO、溶融凝固バルク、一方向溶融成長法

ほとんどすべてのREBCO溶融凝固バルクは、Top-Seeded Melt Growth法に代表されるバルク上面に設置した小型の種結晶を起点とする溶融凝固法で育成されているが、捕捉磁場の再現性が低いといった課題を有する。これまでに我々は全体が単一結晶成長領域からなる溶融凝固バルクの再現性の良い作製が可能なSingle-Direction Melt Growth (SDMG) 法を開発し報告してきた。バルクに対するポストアニールは、RE/Ba固溶の抑制や酸素拡散の高速化に有効であると考えられており、今回SDMG法バルクにおいて顕著な捕捉磁場特性の改善効果が見られたので報告する。