2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 群知能の新展開:生物・ロボット・材料の創発が生み出す知

[22p-A401-1~8] 群知能の新展開:生物・ロボット・材料の創発が生み出す知

2022年9月22日(木) 13:30 〜 18:30 A401 (A401)

神吉 輝夫(阪大)、土屋 敬志(物材機構)

16:55 〜 17:40

[22p-A401-6] アメーバ集団による細胞外建築

澤井 哲1 (1.東大総合文化)

キーワード:細胞、自己組織化、自律分散系

細胞性粘菌は、その自己組織的な発生でよく知られる。飢餓状態で細胞は集合し、予定柄と予定胞子細胞が集合塊内でランダムな場所に出現する。細胞型によって細胞は選別され、セルロースチューブによって支えられた子実体を形成する。本発表では、3次元生細胞イメージング解析から明らかになってきた細胞ダイナミクスを紹介し、いかにこの精工な構造が自律分散的なアメーバの協調作業によって形作られているかについて考察する。