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[22p-B102-6] 偏光分解ポンプ・プローブ顕微鏡を用いた二次元層状ハライドペロブスカイトにおける励起子スピンイメージング
キーワード:二次元ハライドペロブスカイト、顕微分光、励起子スピン
二次元層状ハライドペロブスカイトは、室温における励起子スピン輸送に向けた興味深い二次元物質系である。そこで我々は、偏光分解ポンプ・プローブ顕微鏡を開発し、その励起子スピンの時空間ダイナミクスを室温で観測した。強励起条件では励起子多体相互作用により、励起子スピンの空間パターンがリング状になると同時に、高速な励起子スピン輸送が生じていることを見出した。講演ではその詳細について報告する。