2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[22p-P07-1~15] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2022年9月22日(木) 13:30 〜 15:30 P07 (体育館)

13:30 〜 15:30

[22p-P07-3] 放射光電子分光によるSrTi1-xVxO3量子井戸の量子化状態解析

〇(DC)神田 龍彦1、志賀 大亮1、和田 亜里斗1、長谷川 直人1、程 詳遴1、金 兌炫1、早坂 亮太朗1、北村 未歩2、吉松 公平1、組頭 広志1,2 (1.東北大多元研、2.KEK物構研)

キーワード:強相関電子系、遷移金属酸化物、量子井戸

強相関酸化物の量子井戸(QW)構造において、特異な量子化状態の形成が角度分解光電子分光(ARPES)により明らかになって以降、世界的に精力的な研究が行われており、近年ではデバイス応用も期待されている。これまで我々は、組成 xによって電子の平均自由行程(λ)を連続的に制御可能なSrTi1-xVxO3(STVO)を用いてQW構造を作製し、放射光を用いたARPES測定によりλと量子化状態形成の関係を明らかにしてきた。今回は、STVOの量子化状態についてさらに詳細な解析を行ったので報告する。