2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[23a-A105-1~13] 12.7 医用工学・バイオチップ

2022年9月23日(金) 09:00 〜 12:30 A105 (A105)

野田 俊彦(豊橋技科大)、横式 康史(東工大)

11:45 〜 12:00

[23a-A105-11] PVC膜型非標識カリウムイオンイメージセンサの開発と急性脳スライス標本を用いた細胞外応答の時空間イメージング

土井 英生1、堀尾 智子1、Parajuli Bijay2、繁冨 英治2、篠﨑 陽一2、崔 容俊1、服部 敏明1、高橋 一浩1、野田 俊彦1、小泉 修一2、澤田 和明1 (1.豊橋技科大、2.山梨大学)

キーワード:細胞外カリウムイオン、非標識カリウムイオンイメージセンサ、ポリ塩化ビニル

細胞外K+([K+]o)の高解像イメージングに向け,画素ピッチ23.55 µmの電位検出型アレイセンサ上に膜厚の異なるK+感応膜を製作し,イオン計測特性を検討した.その結果,理論値に近い出力感度で面内バラツキを5%以下に抑制できる成膜条件を見出した(約9 µm,従来膜厚の1/10).さらに,脳組織(海馬)を用いた細胞外応答の可視化実験で膜厚が[K+]o変化の空間解像度に強く影響する可能性を初めて実証し,薄膜化の有用性を示した.