2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.2 プラズマ成膜・エッチング・表面処理

[23a-B101-1~10] 8.2 プラズマ成膜・エッチング・表面処理

2022年9月23日(金) 09:00 〜 11:45 B101 (B101)

竹中 弘祐(阪大)、内田 儀一郎(名城大)

09:45 〜 10:00

[23a-B101-4] 結合状態を制御した窒化ホウ素膜の高速堆積に向けた窒素ラジカルフラックス最大化に関する研究

朝本 雄也1,5、濱野 誉1,5、松田 崇行1、野間 正男2、長谷川 繁彦3、山下 満4、占部 継一郎1、江利口 浩二1 (1.京大院工、2.神港精機、3.阪大産研、4.兵庫県立工技センター、5.学振特別研究員DC)

キーワード:窒素ラジカルフラックス、窒化ホウ素、結合状態制御

窒化ホウ素(BN)は複数の結合状態(sp2, sp3結合)をとりうる材料である.特にsp3結合相からなるc-BNは超高硬度工具被覆材料として注目されている.sp3結合相を含むBN膜の高速堆積には,基板へのBフラックスの増加とともに,Nラジカルフラックス・イオン運動量フラックスの両方を高める必要がある.本研究では,放電解析に基づき,基板へのイオン衝撃を担保しつつNラジカルフラックスを最大化する方法論を提示する.