2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価

[23a-B204-1~11] 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価

2022年9月23日(金) 09:00 〜 12:00 B204 (B204)

牧山 剛三(住友電工)

10:45 〜 11:00

[23a-B204-7] 高自発分極AlScN膜の導入によるGaN HEMTのしきい値変化

野中 隆聖1、星井 拓也1、若林 整1、筒井 一生2、角嶋 邦之1 (1.東工大工学院、2.東工大科学技術創生研究科)

キーワード:窒化アルミニウムスカンジウム、しきい値、高電子移動度トランジスタ

GaN-HEMTはAlGaN/GaNヘテロ構造の自発分極の違いにより高移動度を有する2次元電子ガス(2DEG)を誘起することができる。そのため、負のしきい値を有するデバイスとなり、リセスを形成するなどしてしきい値の制御を行っている。最近、AlScN膜で100mC/cm2高い自発分極を示すことがわかり、GaN-HEMTのしきい値の大きなシフトに利用できる可能性が示唆されている。本研究ではリセスを形成したGaN-HEMTに対して高自発分極膜を形成して、しきい値に与える影響を調査したので報告する。