2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[23a-C106-1~8] 12.2 評価・基礎物性

2022年9月23日(金) 09:00 〜 11:15 C106 (C106)

藤田 貴敏(量研機構)、石井 宏幸(筑波大)

10:15 〜 10:30

[23a-C106-5] 機械学習を用いた低エネルギー逆光電子分光スペクトルの自動解析

草野 佑紀1、吉田 弘幸2,3 (1.千葉大院融合、2.千葉大院工、3.千葉大分子MCRC)

キーワード:低エネルギー逆光電子分光法、機械学習

電子親和力(EA)は、有機半導体素子の設計等に不可欠な情報である。EAは低エネルギー逆光電子分光(LEIPS)スペクトルの立ち上がりから決定する。しかし、データの解析には熟練した解析者が必要であるという課題がある。そこで、機械学習を用いたEAの決定を行った。本研究では、測定した有機分子の真空準位基準に変換した175個のLEIPSスペクトルデータを利用した。機械学習によって予測したEAと手動で解析したEAの差が±0.1eV以内で78%が予測できた。