2:15 PM - 2:30 PM
[23p-A202-6] Study of decoherence source for ensemble of NV-
Keywords:diamond, NV center, T2
室温で長いスピン寿命を有するNV-センターは次世代磁気センサーとして期待される。特にスピン寿命:T2は磁気感度を決める重要パラメーターであり、T2の延伸が必須である。この課題のために、NV-センターのT2を律速するデコヒーレンス源の構成要素を調べた。本研究では、NV-スピンと磁気双極子相互作用を介するデコヒーレンス源:スピンバスに着目した。最初に電子線照射+アニール処理によってppmオーダーのNVセンターを形成し、T2を複数のダイヤモンドサンプルで評価した。T2と[NPM]( =[NV-]+[NV0]+[Ns0])との反比例関係から、T2はNV-センター自身、中性状態のNVセンター(NV0)、置換窒素(Ns0)の3種類のスピンバスによって律速することが分かった。