[22p-E102-1~14] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

△ [22p-E102-13] Divide-and-Conquerアプローチを用いた変分量子計算における量子状態の再構成精度と求解特性

〇三木 司¹、沖田 涼¹、津嘉山 大輔¹、白樫 淳一¹、今井 浩² (1.東京農工大、2.東京大)

キーワード：ゲート方式量子計算機、変分量子アルゴリズム、組合せ最適化問題

現在利用可能な量子計算機が有する量子ビット数は限られており、実社会の問題解決にはより豊富な量子リソースを要する。これまで我々は、量子回路の分割実装と量子状態の再構成を組み込んだ変分量子計算を提案し、分割数と組合せ最適化問題の求解精度に正の相関があることを確認した。今回は27量子ビット計算機”ibm_kawasaki”を使用し、テンソル積による量子状態の再構成精度の観点から本手法の有効性について検討する。