2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.9】 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

[22p-E302-1~15] CS.9 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

2022年3月22日(火) 13:45 〜 18:30 E302 (E302)

田中 保宣(産総研)、新井 学(名大)

18:15 〜 18:30

[22p-E302-15] SBD内蔵SiC MOSFETの新規等価回路モデルの開発と寄生PNダイオードのクランプ能力の向上

〇大橋 輝之1、河野 洋志2、蟹江 創造2、尾形 昂洋2、佐野 賢也2、早川 秀樹2、朝羽 俊介1、深津 茂人1、飯島 良介1 (1.東芝研開セ、2.東芝デバイス&ストレージ(株))

キーワード:半導体、SiC、MOSFET

SiC MOSFETでは寄生PNダイオード動作がデバイスの信頼性低下を引き起こすため、我々は、SBDをセル内部に内蔵したSBD内蔵SiC MOSFETの開発を進めている。今回SBD内蔵SiC MOSFETにおいて、寄生PNダイオードが動作しない上限電流密度(Jumax)を正確かつシンプルに表す等価回路モデルを開発した。このモデルに基づきデバイスの設計指針を策定し、試作を行った結果、Jumaxを従来比4.8倍に向上できた。これはSBD内蔵SiC MOSFETの信頼性向上と高温応用に寄与する結果である。