2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[22p-E307-1~14] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2022年3月22日(火) 13:30 〜 17:30 E307 (E307)

奥崎 秀典(山梨大)、浅川 直紀(群馬大)

13:45 〜 14:00

[22p-E307-2] 座屈剥離現象を利用した光応答性ゲルアクチュエーターの作製

〇高橋 陸1、宮廻 裕樹2、田中 あや1、山口 真澄1 (1.NTT物性基礎研・BMC、2.東大院情報理工)

キーワード:ハイドロゲル、アクチュエーター、座屈剝離

基板に積層されたゲル薄膜に生じる座屈剥離現象を制御することで、膨潤度に応じて平面⇔立体形状の転移を誘起することができる。今回はゲル薄膜として、金ナノロッド(AuNR)を複合したポリN-イソプロピルアクリルアミド(PNIPAAm)ゲルを用いた。近赤外光の照射により、AuNRの発熱とPNIPAAmの相転移による脱膨潤に起因した光アクチュエーションが可能であり、座屈剥離の利用が高速応答・大変形を両立する手法として有用なことが分かった。