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[23a-E105-10] カンチレバーアレイバイオセンサ用マイクロ流体デバイスの検討
キーワード:マイクロ流路、μ-TAS、バイオセンサ
我々はリポソームの外来分子認識に伴う形態変化を,カンチレバーでの表面ストレス変化からゲージ抵抗変化に変換し,パーキンソン病のバイオマーカーであるαシヌクレインの検出を行っている。このカンチレバーセンサのアレイ化に向けて,センサ上の溶液操作のためのマイクロ流体デバイスを導入した。本研究ではこのマイクロ流体デバイスを用いたアレイセンサ基板においての検討を行っている。センサは4×4の16セルでアレイ化をした。マイクロ流体デバイスの作製は3Dプリンターによって鋳型を形成し,未硬化PDMSを流し込み硬化させた。導入液の流量に対するカンチレバーセンサ単体の事前特性を把握した後に,本マイクロ流路構造を一体化したリポソーム固定化カンチレバーアレイセンサを用いてαシヌクレインの検出を行い,同バイオアレイセンサの機能の確認を行っていく。