2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[23p-D114-1~12] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2022年3月23日(水) 13:00 〜 16:05 D114 (D114)

増原 陽人(山形大)、松井 淳(山形大)

14:05 〜 14:20

[23p-D114-6] [第51回講演奨励賞受賞記念講演] 有機マイクロ共振器中における励起子ポラリトンとそのBose-Einstein 凝縮の制御に関する研究

〇石井 智大1,2、安達 千波矢1,3 (1.九大・OPERA、2.モントリオール理工科大学、3.九大・WPI-I2CNER)

キーワード:励起子ポラリトン、有機物、微小共振器

有機マイクロ共振器中において有機分子の励起状態と共振モードが強く結合した励起子ポラリトンは室温でBose-Einstein凝縮相を示すため、その実用化に向けて盛んに研究が行われている。しかしながら、その凝縮閾値はPth ~ 11 – 500 microJcm-2と高く、その閾値の低減が研究課題の一つとして考えられている。そこで本講演では、低閾値でBEC転移を示す有機分子材料群及びその凝縮転移のメカニズムを明らかにし、ポラリトンBECの社会実装に向けた分子設計指針について議論する。