[23p-E106-1~19] 13.9 化合物太陽電池

△ [23p-E106-7] 透過型Cu₂O太陽電池のデバイス構造モデリングと高効率化指針の探索

〇杉本 寛太¹、中川 直之²、水野 幸民²、芝崎 聡一郎²、西田 靖孝²、保西 祐弥²、山崎 六月²、山本 和重² (1.東芝生産技術センター、2.東芝研究開発センター)

キーワード：Cu2O太陽電池、タンデム太陽電池、トップセル

当社では、電気自動車、HAPSなどへの応用に向けた発電効率30%以上の低コスト高効率太陽電池を実現するために、4端子型Cu₂O/Siタンデム太陽電池を開発している。当社で開発したCu₂O太陽電池の発電効率は8.4%であるが、Cu₂O/Siタンデム太陽電池で発電効率30%を実現するには、Cu₂O太陽電池の発電効率を10%以上にする必要がある。この度、デバイス構造モデリングを用いて、Ga₂O₃層およびCu₂O層の改善によって10%を超える変換効率が見込まれることが分かった。