[23p-E206-1~13] 12.4 有機EL・トランジスタ

[23p-E206-6] 交互積層型有機半導体結晶中の分子間相互作用：
BTBTのアルキル鎖長、TCNQのフッ素置換が与える影響

〇都築 誠二¹、堤 潤也²、井上 悟¹、松岡 悟志¹、荒井 俊人¹、長谷川 達生¹ (1.東大工物工、2.産総研)

キーワード：薄膜半導体、分子間相互作用、分散力補正DFT計算

２つのアルキル鎖を持つdiCn-BTBTとTCNQからなる層状結晶は n-型半導体として動作する。結晶中の分子間相互作用は結晶中の分子配列を支配し、伝導性や製膜性に影響を与えるが、アルキル鎖長やTCNQへの置換基の導入が結晶中の分子間相互作用に与える影響は明確ではない。そこで分散力補正密度汎関数計算を用いて、アルキル鎖長の変化やTCNQのフッ素置換が結晶中の分子間相互作用に与える影響を解析したので、その結果を報告する。