2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/配線/集積化技術

[23p-E307-1~20] 13.5 デバイス/配線/集積化技術

2022年3月23日(水) 13:30 〜 19:00 E307 (E307)

遠藤 和彦(産総研)、堀 匡寛(静大)

17:30 〜 17:45

[23p-E307-15] 極低温動作MOSFETにおけるDIBL-likeなId-Vg特性の原因

〇稲葉 工1、浅井 栄大1、福田 浩一1、岡 博史1、森 貴洋1 (1.産総研)

キーワード:ドレイン誘起障壁低下、クライオCMOS

量子ビット制御回路の実現に向け、極低温下でのMOSFET動作機構解明が求められている。特に短チャネル素子についてはDIBL(Drain Induced Barrier Lowering)の理解が重要であり、近年極低温下でのDIBL増加が複数報告されている。我々の研究でもそれを示唆するような短チャネルMOSFETのId-Vg特性が得られていたが、デバイスシミュレーションも併用した解析から、同特性にはDIBLが増大したかのように見せる他の要因が含まれていることがわかったので、本講演ではこれを報告する。