2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.9】 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

[24a-E302-1~13] CS.9 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価、15.6 IV族系化合物(SiC)のコードシェアセッション

2022年3月24日(木) 09:00 〜 12:30 E302 (E302)

細井 卓治(関学大)、田岡 紀之(名大)

11:15 〜 11:30

[24a-E302-9] DLTSによるSiO2/GaN界面およびSiO2膜中トラップ準位の評価

〇小川 慎吾1、溝端 秀聡2、小林 拓真2、志村 考功2、渡部 平司2 (1.東レリサーチセンター、2.阪大院工)

キーワード:GaN、DLTS、トラップ準位

GaN-MOSデバイスにおけるSiO2/n-GaN界面近傍のトラップ準位をDLTSにより詳細に調べた。As-depo.試料では伝導帯端から0.3 eV付近に電子トラップ準位(E1)が特徴的に認められた。DLTS測定時のパルス時間を長くするとE1強度が増大したため、E1はSiO2/GaN界面だけでなく、SiO2膜側にも分布を持つトラップ準位の情報を含む可能性がある。アニール後はDLTSスペクトル強度が顕著に低減したため、トラップ準位は界面準位密度換算で1×1010 cm-2eV-1程度まで低減したことがわかった。