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[24p-D113-14] UTC(NMIJ)の現状とその堅牢化に向けた取り組み
キーワード:協定世界時、水素メーザー
産業技術総合研究所計量標準総合センター(National Metrology Institute of Japan, NMIJ)では、水素メーザを周波数源とする時刻系「UTC(NMIJ)」を運用し、これを産業界で使用されている周波数標準器の校正等の各種測定の参照信号として使用している。UTC(NMIJ)は協定世界時(時刻の標準)との差が約±10 ns 以内に維持されており、これは世界トップレベルの精度である。一方、近年はシステム全体に渡って老朽化が懸念さ れていたことから、システムの保守および堅牢化に取り組んできた。本講演ではその内容の一部を発表する。