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[24p-E106-5] 楕円偏光レーザーによる半導体・絶縁体の電子励起確率の理論的研究
キーワード:電子励起、楕円偏光、理論計算
ダイアモンドのレーザーによる電子励起確率の解析的理論構築とモデルによる数値計算を行い、偏光の楕円率依存性を調べた。その結果、基本的に楕円・円偏光は直線偏光に比べて大幅に励起確率を低下させるが、バンド構造の異方性を考慮するとバンド内電子ダイナミクスに起因するエネルギー振動が励起確率を大きく変化させ、物質によっては円偏光の励起確率が大きくなる事が分かった。この結果はこれまでに報告されている実験を定性的に説明できるものであり、レーザー励起過程の制御に指針を与えるものである。