2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[24p-E205-1~18] 9.4 熱電変換

2022年3月24日(木) 13:30 〜 18:30 E205 (E205)

小矢野 幹夫(北陸先端大)、林 慶(東北大)、松下 祥子(東工大)

15:45 〜 16:00

[24p-E205-9] 新規銅硫化物系熱電半導体Cu7VSnS8の結晶構造解析とキャリア濃度制御

〇(M1)香西 秀哉1、末國 晃一郎1、西堀 英治2、SAUERSCHNIG Philipp3、太田 道広3、大瀧 倫卓1 (1.九州大総理工、2.筑波大数理、3.産総研GZR)

キーワード:熱電材料、硫化物、半導体

本講演では,新規銅硫化物系半導体Cu7VSnS8の結晶構造と熱電物性について発表する。X線回折から,その結晶構造は正方晶系であり,mawsonite Cu6Fe2SnS8の構造と類似することが判った。Cu7TixV1xSnS8 (x = 0.25–0.75)のようにVをTiで置換すると,ホールキャリアがドープされ,結果として673 KでのZTは0.6–0.7に達した。