2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[24p-P02-1~14] 12.2 評価・基礎物性

2022年3月24日(木) 13:30 〜 15:30 P02 (ポスター)

13:30 〜 15:30

[24p-P02-13] 有機発光ダイオードで観測される負の静電容量:Shockley–Read–Hall trap-assisted 再結合

〇(B)伊澤 泰之1、永瀬 隆1,2、小林 隆史1,2、内藤 裕義1,2 (1.大阪府立大工、2.大阪府立大分子エレクトロニックデバイス研)

キーワード:有機発光ダイオード、静電容量

有機発光ダイオード (OLED)などの複注入素子では、負の静電容量が観測されることがある。静電容量のスペクトルにおいて、100 kHz以上の高周波ではOLEDの幾何容量が観測されるが、測定周波数を低くしていくと徐々に静電容量は小さくなり、1 kHz以下の低周波で静電容量が負となる 。負の静電容量に関する報告の中には、負の静電容量はShockley–Read–Hall (SRH) trap-assisted 再結合に起因するとの報告がある。本報告では、SRH再結合の解析解を導出し、考察を行った。