[25a-E102-1~5] 17.3 層状物質

[25a-E102-3] 磁性層間化合物Fe_0.33NbS₂における反強磁性相転移と電流磁気効果

〇(M2)YE Yuanxin¹、小矢野 幹夫¹、宮田 全展¹ (1.北陸先端大)

キーワード：層間化合物、磁性、電流磁気効果

本研究では，常磁性相から反強磁性相へ複雑な逐次相転移を起こすFe_0.33NbS₂に注目し，この磁気相転移によって電子輸送がどのように変化するかを詳細に調査した。化学気相輸送法を用いて合成したFe_0.33NbS₂単結晶に端子を取り付け，Iに対して平行及び垂直方向の磁気抵抗を測定した結果，反強磁性相転移温度近傍の限られた温度範囲で特異な磁気抵抗の振る舞いが観測された。磁気相転移とこの現象との関係性について議論する。